ご予約は電話(06)6374-5556で承ります。

(医)太一会
ながしまクリニック漢方内科


ながしまクリニック
漢方内科

ながしまクリニック
漢方内科

ながしまクリニックCOLUMN

生薬の精霊と当院でのお祓いについて

投稿日: 2015年09月30日

ホリスティックスピリチャル研究会の会報誌(2015.9)への投稿です(気乗りしないまま書きました)

主旨:当院は漢方薬(煎じ薬、医療用エキス製剤)を専門に処方する診療所です。漢方薬がスピリチャルな領域に作用する場合、生薬を煎じる時に発生する精霊が重要な役割を担っていると考えます。また、私自身に僧侶の過去生が多いことから、様々な神仏を降ろすことが得意です。奥深い領域でまだまだ不十分ですが、診療中、神仏を降ろして邪気や憑依物を出来るだけ祓っています。ただし、お祓いに対する費用は一切いただいておりません。

 1. 憑依物に気付いた経緯

漢方診療に携わって18年、治療効果の表れやすい方と、どうしても効きにくい方がおられることにまず気付きました。心を閉ざす方や猜疑心の強い方は何かにつけ効果が表れにくいものです。食事、睡眠、働き方などの生活習慣が悪いといった問題だけではなく目に見えない物が邪魔しているとしか考えられないほど効果があらわれません。そんな頑なな方々の中でも、処方によってはまるで憑き物が取れたように爽快感がもたらされる場合があります。それらの多くは、私の尊敬する漢方家、森道伯先生が考案された、いくつかの処方の効果としてあらわれます。淀んでいた目の輝きがキラキラに変わるのです。まさしく豹変され治療効果が格段に上がります。また、患者さんの不定愁訴を日々聞く、私自身にも祓うべき邪気が溜まりがちです。 そこで邪魔をする憑依物、死霊、生霊などの悪い影響がないか、全ての患者さんに出来るだけ短時間でチェックし、しかも私自身が邪気を貰わないお祓い方法がないかを日々、考えて来ました。

2. カフェ・ローデストンと過去生

 梅田に移転する前は南船場で診療していましたが、南船場のカフェ・ローデストンに霊感の強い浅野さちよママがおられ、知り合ってから霊的な話題は出来るだけ一緒に検討するように心がけて来ました。見えない世界の事は、独りよがりになったり間違った方向に行ったりしがちです。特に憑き物が憑いた自称霊能者、セラピストにはそうした傾向が強く、十分注意しなければなりません。浅野ママは邪気を祓う力も抜群で、邪念を祓って遠隔からでも過去生を的確に見て下さり、彼女のカフェは「前世喫茶」として知られます。私自身の過去生は独身男性で地味な僧侶が多く、インド、チベット、中国、ネパールなどアジアでの転生が多いです。たまに女性で生まれた時には小商売人の娘で結婚し家庭に恵まれています。今生でも小商売人の娘で家庭に恵まれました。自分自身の過去生は、身体の中心線を頭上か下丹田にかけて意識を降ろしてじっくり瞑想するとビジョンとして見えて来ます。一番辛かった過去生、インドで苦行している姿が最初に見えました。他の過去生についてもママさんとのダブルチエックで何度も同じビジョンを確認し、正しく見えていると判断しました。神仏に真摯に向かう質素な過去生が多いためか、神社仏閣が大好き、東洋哲学が大好き、あまりご馳走や贅沢に執着がありません。そしてカフェ・ローデストンに出入りして気付いたのは、僧侶の過去生で培われた、神仏を的確に降ろしてご真言で確認出来る能力です。神仏のご真言は再現性があり、様々な神仏を何度出しても正確に同じ真言で降りて来ます。精霊はぐっと柔らかな真言で神仏とは明らかに音が違います。龍もダッダッダッという音を含む特徴のある真言です。音として拾うので大声で言ってはびっくりされるでしょうから患者さんの前では口の中でもごもご言っております。何かにつけ神仏を降ろして確認していますが、独りよがりに降ろして勝手な事を思い込んで言ってしまってはいけないので、大切な事柄はカフェ・ローデストンのママさんとダブルチエックをかけて慎重に検討して来ました。それでも見えない世界は知れば知るほど奥深く、人智で及ばない事も満載で、まだまだ解らない事だらけです。自分自身が全知全能であるかのごとく言い放つ霊能者は眉唾だと判断して良いと思います。

3. 煎じ薬と精霊

 漢方診療に携わっていると、インスタントコーヒー的製法で作られた医療用漢方エキス製剤(粉薬)よりも刻み生薬を煎じる煎じ薬の方がはるかに良く効き、手応えがあることは多くの漢方家が経験することです。私の経験では10倍くらい煎じ薬の方が効く印象です。よく言われるのは、エキス製剤の製造過程で揮発成分が飛んでしまい、一部、似て非なる生薬になってしまうということです。漢方薬がスピリチャルな領域に深く浸透して効果を発現するのは、単に生薬の持つ物質的なエネルギーだけではないはずと考え、生薬から神仏を呼び出そうと試みると、精霊のご真言が音として出たのです。この精霊音はエキス製剤からは出て来ません。しかも何度試みても再現性があります。他院で同じエキス製剤を処方され無効であったのに、煎じ薬に変更してから効力を発揮することもしばしば経験します。エキス製剤の製造過程で生薬の有効成分は残っても揮発成分とともに精霊は居心地が悪く抜け出してしまうのかも知れません。生薬の有効成分とともに精霊は魂の奥深く、過去生での辛かった魂の傷までじわじわと癒す印象です。私は他人の過去生を的確に見る能力はありませんが、診療中、重症の皮膚病の患者さんが火災や火傷で苦しまれている姿や、喘息などの呼吸器疾患の患者さんが水難事故で溺れておられる姿、酷い痛みの患者さんに矢などの武器が刺さり苦しんでおられる姿がチラチラと見えることがあります。現生での辛い体験を傾聴するだけでなく過去生での傷を癒す手伝いをすることに精霊が働いている印象を強く受けています。難しい症例であるほど、煎じ薬の方が良いと考えるのはこうした理由からです。

4.  薬物を浄化するシート

生薬の品質には優劣があります。健康保険で扱うには原価が高騰しすぎて扱えなくなった生薬もあり、同じような薬効の生薬で代用せざるを得ないものまで出て来ました。しかし、関西の生薬メーカーとして知られる栃本天海堂は出来るだけ保険薬価で生薬を提供するよう企業努力をされています。生薬メーカーだけでなくツムラや小太郎など漢方エキス製剤メーカーも高価な機器を購入し残留農薬などのロット検査を厳重に行っています。それでも完全無農薬での生薬栽培は難しい現状です。そこで私は研究会のメンバーである橋本和哉先生が考案されたホノグラフシートに神仏のエネルギーを入れて薬物を浄化する手法を取り入れています。研究会で検討した項目は、儲けるための欲、製造会社の製造過程の邪気、悪魔の邪気、重金属など素材の邪気、流通過程でもらう邪気、血流を悪化させる邪気、出て来る邪気を無毒化する、各々の役割を得意とする神仏のエネルギーをシートに降ろして固定化します。私はさらに邪気悪因縁一切消滅、カルマ解消を手伝って下さる神仏も降ろしてエネルギーを入れています。2か月に1度くらい作成し直して門前薬局での調剤室にしつらえてもらい、シートの上に調剤済みの薬剤を置いて浄化してもらいます。少しでも身体に入る薬剤を浄化出来たらという思いからです。こうした奇抜なアイデアを受け入れて下さる、アリタ回生堂薬局の有田宣子先生は、スピリチャルな話題を共有できる方で、頼もしい存在です。

5. 神仏を降ろしてお祓いする

私達の精神性がぶれたのか、人生哲学のないまま生きて来て魔が差すのか、街を歩いて見回しても好ましくない憑依物(死霊、生霊の影響も含む)のない方はむしろ少なく、残念ながら多くの方に何らかの憑依物が見受けられます。憑依物が存在するかどうかをチェックしたり、憑依物を祓ったりするとき、自力で試みると必ず邪気を受け、他人の憑依物そのものを憑けてしまうことがあります。お祓いの意識のない治療家は邪気や憑依物をもらい過ぎて体調を崩されたり運気が落ちたりされる方が多いようです。何とか非力な自分自身に邪気や憑依物を受けない方法はないか、しかも限られた診療時間内で簡便に出来ることはないか、ずっと考えてきました。

現時点で最終的に行き着いた方法は、神仏を降ろして憑依物の有無を尋ねる、また、その憑依物を祓うのに最も力を貸して下さる神仏を呼んで取って行ってもらう、というものです。色々な神仏を降ろして(と言っても魔神は絶対に降ろしません。神々でも魔神と戦うくらいですから私達は魔神に近寄ってはいけないと考えます)解ったことは、神仏にもそれぞれ得意分野があり、ある神仏がどんなことでも解る、というものではなさそうです。憑依物にも様々な種類があるので、この患者さんに憑依物があればそれを最も上手く祓って下さる神仏、どうぞ降りて来て下さい、と念ずるのです。動物霊であれば狐憑きなら狐の神格です。概ね白い大きな狐が出て来てくわえて連れ去って行きます。動物霊の中では、蛇憑きのお祓いは現時点の私の方法では大変難しく、蛇が脊柱に潜んで逃げ隠れし上手く祓えません。餓鬼が憑いている方は摂食障害のことが多く、何度祓ってもなかなか祓い切れません。阿修羅が憑いている方も手強く、何度祓ってもまた憑いて来られますが上手く祓えることもあります。天人(天女のようなもの)が憑く方もおられ、ほのぼのされているのですがどこか間が抜けた感じで手強いです。アメーバのような微生物や昆虫が沢山憑いていたり、亡くなった方の霊が憑いていたりすることもあります。生きている人の想念、いわゆる生霊も手強いことがあります。私自身がまだまだ的確に神仏を降ろしていないのか、方法が悪いのか、祓い切れないこともあります。憑き物を憑けたご本人自身に問題があり、悪い物を引き寄せてくる時はなおさら祓い切ることは困難です。まるで掃除機のように引き寄せてくる方もおられます。ところが、来院された時に根気良くお祓いを続けていくと手強かった憑依物が綺麗に祓い切れてしまうことがあり、そんな時は本当に感動します。諦めず何度も祓う姿勢と患者さんの魂がぶれないことが大切なのでしょう。憑依物が無くなると、身体症状は格段に改善し、不思議と患者さんの運まで向上して来られます。お祓いを意識して施療が出来る治療家が増えたら医療費はかなり抑制されるのではないか、と思えるほどの改善効果です。お祓いをするようになってから患者さんが増えました。まだまだ地味な診療所であいかわらずほそぼそやっておりますが。

とはいえ何もかも、憑依物による症状とは限りません。オーソドックスな検査や治療を疎かにしないことも大切です。

さらに、憑依物だけでなく、職場や自宅の土地の邪気や地縛霊、先祖の因縁や呪い、生まれた時から受ける星からのエネルギー(善悪両方の影響あり。占星術の領域)、自身の過去生での強いカルマの影響など、様々な要因が心身の症状に強く影響を及ぼしています。それらについての考察や症例報告は別の機会に検討したいと思います。

また、神仏を降ろしてお祓いをしても、現生での私は聖職者として生業をしているわけではなく、あくまで診療の一環です。見えない世界の事柄は社会的なコンセンサスを得られず、ただの私自身の思い込みだと言われても反論出来ない領域です。大切にしていることは、診察料以外の金銭は一切いただかないことです。