ご予約は電話(06)6374-5556で承ります。

(医)太一会
ながしまクリニック漢方内科


ながしまクリニック
漢方内科

ながしまクリニック
漢方内科

ながしまクリニックCOLUMN

お墓参り

投稿日: 2013年05月09日

3月半ば、1年ぶりに実家の父方の総本家がある、徳島の脇町にお墓参りに行って来ました。お墓参り、意外と楽しいんです。私が生前お目にかかったことの ないご先祖にお会い出来るからです。脇町はうだつの町並みがある、景観保護区域です。(写真左)土地柄、その昔は藍染の呉服屋だったらしく(うだつが上がっていたか は?)、築100年以上の家屋は、現在、元教師のご夫妻が守っておられます。脇町高校の校長先生だったご主人のご人望か、突然立ち寄っても、必ず 「教え子が届けてくれましてね~」という美味しいお菓子をいただけます。呉服屋の屋号は、大阪に出て来た祖先が金物商を始めた時に継承され、地味~な水道金 物メーカーになってからも社名として使っています。すぐ傍に菩提寺があり、お墓では実家の祖父母などは勿論、藍染の前掛けをした方々がぞろぞろと出て来られ、歓待?して下さいます。慶事をご報告すると皆さんがざわめいて喜んで下さるのがわかります。

そんなわけで、義父母の両親、父母の両親と、4件分のお墓には遠方も含めて年に1回はお参りしないと気がすまなくなりました。義父の出身地、長崎の大村のお墓は、フェルメールの絵から出てきたようなオランダ商人の男性が出て来られ、最初はびっくり。竜馬伝にもあったように、大村にはオランダ商人が出入りした時期があったようです。なぜか、義父の親族には、たま~にすらっとした美人が出現するのです。ちょうど、私の結納の時、実家の父が、「永島のお父さんな、大村出身やし、ちょっと彫が深いし、何分の1かばてれんの血が入ってるんとちゃうか?」と言っておりましたから、思わず納得です。お墓はその中に入っておられないような、遠い祖先も、特に人格者が出て来られるように思います。苦手だった親族も眠っておられるでしょうが、人格者の祖先からご加護をいただくような気がします。実家の母方のお墓がらみのご縁で、クリニックは移転しましたので、その話はまたの機会に。写真右は徳島城跡のつつじ。