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(医)太一会
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ながしまクリニックCOLUMN

九州

投稿日: 2013年09月09日

 お盆休みには義父母と実家の両親の親元、4ヶ所のお墓参り。特に福岡の田舎にある、義母の両親のお墓は、親族が近くのお寺の納骨堂に移したのが、ご先祖方がお気に入らないご様子なので、元々の魂を抜いた?お墓にお参りし、お経をあげるように、矢伏観音の大阿闍梨さんにアドバイスされました。お墓を掃除し、お経が上手な息子が野太い声で唱えると、魂を抜いたはずなのに、ご先祖方がずらずらと列をなして降りて来られ、次々に全員深々とお辞儀をされているのが見え、ビックリ。念のためお参りした、納骨堂のあるお寺ではお骨は移されているのに、どなたも降りて来られません。つくづく、ご先祖とお寺との相性があるのですねぇ。

 義父方の永島のお墓は、長崎の大村市です。今回は、いつも真っ先に降りて来られるオランダ人商人の男性に、今年年忌の義兄の奧さんが降りて来られ、お辞儀をされました。皆さん、この義姉さんの年忌をすっかり忘れておられ、私が気付いてお祀りをするように取り計らったからです。写真でしか面識のない義姉さんがなんだか身近に感じられました。近くには大村藩の墓所がある、大きな日蓮宗の本経寺があります。(写真左)キリシタン大名大村純忠の後、キリシタン禁制の中、大村法華として幕府にアピールされたようです。オランダ人のご先祖の姿に、時代に翻弄されたであろう人々に思いをはせました。私が大村のお墓に入る時は本経寺の住職さんに拝んでもらうのだとか。ちゃんとしたお寺で良かった~。高齢の義父母を見舞いましたが、89歳の義母は、笑顔で気付いていてももう言葉が出ません。95歳の義父は昨年まで運転していましたがさすがに免許は返上。漢方効果か、昼から大きな鰻重をペロリ。

 そのあと、久しぶりに一家で日田市の漢方仲間、松浦達雄先生の車に乗り込み、英彦山、国東半島、九重高原(写真下)を巡って英気を養いました。写真上中は天念寺の川中不動。右は両子寺。おなじみ富貴寺大堂は写真に撮っていませんが、さすが国宝の素晴らしさです。束の間の九州、移転でややこしかったのでやっと少しほっと出来ました。