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(医)太一会
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護摩法要と義母の死

投稿日: 2013年12月25日

お護摩焚きの法要は本当に爽快です。私がご縁をいただいたお二人の阿闍梨さんは、どちらも護摩焚きのエキスパート。お一人は、吉野金峯山寺で修行された矢伏観音様の大阿闍梨、山澤妙観先生、もう一人はここ数年ご縁のある醍醐寺で修行された松本真弘阿闍梨です。11月3日、真弘阿闍梨が信貴山の護摩法要の後、火渡りをなさると聞き出掛けました。屋外での大きな護摩壇、真弘阿闍梨が吹かれる法螺貝の音とともに、大きな毘沙門天様が見えてビックリ。ご法要の間は雨も上がり荘厳でした。護摩壇を崩して渡られますが、生半可な火ではないです。センスのない行者さんは大火傷をなさるそうです。こちらまで煩悩を焼いていただいた気がしました。17日には矢伏観音様のお護摩焚きにお参りしました。ご真言を唱えると護摩壇の火の上に不動明王様や、十一面観音様、蔵王権現様が次々に降りて来られます。家族やご縁をいただいた患者さん達の無病息災を祈りました。故人のご供養では、それぞれが降りて来られ、深々とお辞儀をされるのが見えます。護摩焚きのご供養には不思議な力があるものですね。

 11月末、矢伏観音の阿闍梨さんのお達し通り、博多の義母が安らかに逝きました。何度も神仏のご加護に助けられ命をいただきましたが、とうとう食が細くなり命の火が消えつつありました。お盆休みに一家揃ってお見舞いに行き、主人も11月中にお別れに行けたのは良かったです。意地悪なところが全然なく、本当に良くしてくれた義母。生前通り穏やかな最期でした。好物の赤福餅を持参しお棺に入れました。お経の最期には義姉が着せた薄色の色留め袖姿で出て来られ、お辞儀をされるのが見えました。またご供養のお護摩焚きをお願いしたら出て来られるのでしょう。