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(医)太一会
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5000年前のアドバイス その2

投稿日: 2015年09月18日

漢方メーカーの2015年消夏随筆号に書いた文章を転載します。

某先生が信頼できるつての力を借りてアガスティアの葉を日本で開ける手伝いをしているというので心惹かれて申し込んだ。1993年のベストセラー「アガスティアの葉」(青山圭秀著)を記憶されている方も少なくないはず。5000年前のインドの聖者アガスティアが世界の多くの人の個人的な預言を木の葉に書いており、探しに来る人の葉は大抵見つかるという。ブームに乗って詐欺まがいのツアーも横行し、そんな被害にあったことのある知人の臨床心理士も今度は間違いなく自分の葉であり感銘を受けたと言われる。同じつてで開けてもらった先生方も人生観が変わったと大好評。インドに行くよりは安いがそれなりの費用もかかるため、14章ある中、昨年の夏、2回に分けて5つの章を開けていただいた。

日本人の葉を開く手伝いをされるナディリーダーさんはアガスティアの葉を守る家系に生まれ、6歳から心電図みたいな古代タミール語を読む訓練を受け、年に数か月間日本に滞在される。通訳は日本在住のインド料理店主だ。葉も朽ちるので数百年に1度、書き写すとか。この壮大さがまたインドらしくて凄い。

私が開けてもらったのは第1章人生全体の大まかな預言、第5章子供について、第12章来世と解脱の時期及び海外との関係、第13章前世とカルマ及びその解消法、第14章カルマ解消のお守りの取得方法について。

両親の名前や家族構成、職業、古代タミール暦から割り出した生年月日、各章を開けた時の私の年齢、誰も知らない生後間もなく亡くなった兄のことまで示唆され、主人との結婚、両親との関係まで全てが的確で驚くばかりである。

預言書というよりアドバイスの書である。5000年前の聖者が私のような者に慈愛に満ちた人生指南をして下さった事がしみじみと有難い。南インドでの前世のカルマが強く、カルマ解消のインドでのお参りはナディリーダーさんが代行して下さり、私は日本で毎週木曜日、朝から斎戒沐浴して氏神様に約1年間お参りするよう指示された。唱えるように言われたムーラマントラも覚えて朝夕108回唱えている(家事しながらだが)。詳細はご紹介出来ないが、その中で主人の祖先からの妬みが主人や息子に悪い影響を及ぼしている、息子が交通事故に遇う、という予言が気になる。息子の将来の記載もあったので事故死はなさそうだが人身事故や後遺症が残っては大変だ。

永島の墓は長崎の大村で、お墓参りの時、オランダ商人のご先祖が出て来るが、キリシタン殉教の刑場も近く、オランダ人は迫害されていないはずだが辛い亡くなり方だったかも知れない。通院して下さっている吉野の金峯山寺で修業された大阿闍梨さんに尋ねてみた。大阿闍梨さんはアガスティアの葉が見つかったことを大いに喜んで下さった。そして主人の父方ではなく母方の先祖は男子が夭折し、私の主人や息子が妬ましくてたまらないので、ねんごろに弔うように言われた。主人に聞くと確かに母方の男子は皆、早死だという。義母の福岡の実家はなぜか菩提寺を頼りない寺に変えており、お墓もかび臭い納骨堂に移してご先祖にも気の毒である。現在の菩提寺の本山が滋賀県野洲にあり主人とお彼岸にはお参りし、博多の義姉もまめに元の墓にも参ってくれる。私も毎日、ご先祖の成仏と悪因縁消滅、交通安全を祈願した。某先生ご一家の葉にも息子さんが交通事故に遇う時期まで記されており家族のカルマ解消のお参りを終えたらその時期に事故が起こらなかったというのであやかりたいと思っていた。

毎週木曜日の私のカルマ解消のお参りが4か月経過したある日、帰宅途中の息子から「事故を起こした」と連絡があった。雨と濃霧で車線変更の時、スリップしてガードレールに激突し車は全損、ところがかすり傷程度で自分は無事だったという。私達が到着した時には事故車は処理された後だったが、無残な車の映像を見て背筋が寒くなる。警察にも「よく生きてたね、頑丈な車(7万キロ走ったスバル)で良かった、数メートル先なら崖だったので命はなかったよ」と言われたらしい。「帰宅時、いつもは鞄に入れている大阿闍梨さんにもらった観音様のお守りが光ったので胸ポケットに入れたんだ。神意を感じるよ」と息子も灌漑深げである。夭折や水子、不慮の死、自死などの先祖の思いが子孫に影響することがある、と話には聞くが、5000年前のアドバイスをこの時期に聞けて大難が小難であったことに深く感謝した。

写真は私のアガスティアの葉の一部。