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ながしまクリニックCOLUMN

小太郎さんとのzoom講習会 

投稿日: 2024年05月31日

 小太郎漢方製薬の「漢方研究 」に寄稿した消夏随筆を掲載します。写真は自宅近くの蛍の出る渓流。

(スマホでは蛍の光は撮影出来ず)

  漢方仲間の峯尚志先生が主催する北摂中医学研究会(zoom開催)で4月末に一貫堂の話をした。峯先生のご依頼通り「一貫堂の補と瀉の極意を語る」というタイトルである。私自身、算命学では世に出ると夭折(という年齢でもない)する運であり、煎薬の処方が多いこともあり、人前で講演することはまずなく、久々のスライド作りだった。私なりに実践している普段通りの内容だったが、意外と好評で、メンバーの山崎武俊先生、福田正平先生から今年10月の東洋医学会関西支部会でもアレンジ版を話すように拝命した。 

作成に当たって矢数格先生の名著「漢方一貫堂医学」や、山本巌先生の晩年の講演会の資料「一貫堂医学と漢方舎-中島随象先生を語る」などを読み返した。恩師、李康彦先生に教わったオリジナル処方や通導散の使い方なども盛り込んだつもりだ。改めて一貫堂医学の有用性を痛感し、仏門に帰依された森道伯先生のエピソードにも心を打たれた。 

4月末の北摂中医学研究会は他社共催だったため、小太郎の担当MRさん達と聞けなかった方向けに、5月の連休明け、自宅から再度話すことになった。これに先立って開催された第三医学研究会の年1回のリアル講演会の場で小太郎の方からzoomの契約や設定の仕方を教わり当日の協力も約束して頂いた。 

第三医学のリアル講習会では鶴田光敏先生と歓談出来たことも大収穫であった。5月号の家庭画報に「死んだらどうなる?」という鶴田先生と作家の工藤美代子氏の対談が掲載されており、拝読した旨を伝えると非常に喜んで下さり、渾身のご著書「幸福への波動~幸福を掴む四つの想い、絶対法則」を送って下さった。日頃の関心事への示唆をたくさん頂き、鶴田先生との出会いに大いに感激した。 

連休明けのzoom講習会当日は、小太郎の前担当のMRさんと現担当のMRさんが、昨年新築した拙宅に来られサポートして下さった。昨秋引っ越して来たばかりの箕面市は、街中ながら鶯が鳴き近くの渓流に蛍も舞う。新緑の我が家でルームツアーも兼ね、歓談出来た。  後日小太郎の課長さんから学術担当の方々が聴いて下さり、お世辞だろうけど良い講演だったと言って下さった。 

最後に最近気になることを述べたい。「食がもたらす病~日本の食 安全神話崩壊」に紹介されるように、世界的に禁止されている農薬も野放し、残留農薬、食品添加物も際立って多く、食品表示も改悪の日本。コロナワクチンに最初から警鐘を鳴らして来られた井上正康先生のベストセラー「コロナワクチン解毒17の方法」に紹介されている日本のワクチン情勢の惨状。日常診療でも、コロナワクチン接種後のアナフィラキシー的な症状、月経異常、血液疾患の増悪、患者さんの周囲で起きる急激な癌化と死亡、帯状疱疹、5~7回接種した方の頑固な眩暈などに遭遇する昨今。遺伝子を操作するワクチンにどこまで対処できるかは不明だが、一貫堂医学の解毒方法や、通導散などの瘀血を除く手法は今こそ必要であり、もっと喧伝されて良いと痛感している。 

一貫堂竜胆瀉肝湯を持つメーカーとして、小太郎さんに期待している。